幽霊アパート（再掲）: 加藤雅春　業務日誌

10年程前、日記に何を書いていたか探していたら、こんなのが目についたので再掲します。

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幽霊アパート（再掲）

18歳から2年間住んだ、京都市南区上久世町のアパートでは、私の部屋に泊まった人達がことごとく恐怖体験をしたそうです。
その頃参加していたバンドのベーシスト君は「夜中に小人がお腹の上に乗ってきて踊った」などと言い、田舎から遊びに来てくれた高校時代の友人は「明け方、部屋の一角だけがなぜか真っ暗で、そこだけ別の空間に見えた」と言って怖がっていました。
他にもたくさん・・。
そのテの事を全然信じない私は、帰省したときに「くだらん笑い話」として母に話したところ・・。
「実は、怖がるといけないと思って言わなかったけど、去年お母ちゃんが行って泊まった時にもね、一晩中布団の周りを誰かがぐるぐる歩き回っていて眠れなかったんだよ」

母が数年後に、この話とは関係のないある調べ事をしていて偶然判明した事実ですが、そのアパートの部屋に私の前に入っていた人（若い女性）は、入居してたった二週間で出てしまっていたそうです。

私はそんな部屋に、平気で二年も住んでました（笑）