地の塩 ― 2012年04月22日 08時03分44秒
よく引用される有名な聖句。
私は聖書の初心者なので、どこもかしこも解らない所だらけなのですが、礼拝でも書物でもよく取り上げられるこの「地の塩」の部分は、正しく理解したいと思う聖句の一つでした。それで色々な解説を読んでは『なるほど』と思いながらも、どうも、今ひとつすっきりしなかったのです。特に「地の塩」と、その後の「世の光」の関連が・・。
今日、音楽制作に関する事でお手伝いをしている、ある人との会話が、たまたま宗教的な事柄に及んだので、その話をしてみたところ、それまで知らなかったのですが、その方は聖書に関する解説書を執筆しておられ、ちょうど、この聖句を取り上げているところだったそうで、驚かれました。私も驚きました。偶然とは言え、不思議なものです。
その方は、「(こういう事は)偶然じゃないですよ」と言われました。
そう・・。信仰心は持てないながらも、以前ほど頑でなくなった今の私には、これも素直に「神様のお導き」と考えておいて良いのだ、と思う事ができます。(・・あいかわらず、回りくどい言い方ですね(笑))
その方の「地の塩」に関する説明は、一般的な解説には出てこない解釈もあり、それは決して突飛なものではありませんでしたが、とても興味深く伺いました。
悪魔と神 (Le Diable et le Bon Dieu) ― 2010年04月29日 19時41分01秒
念のため、わざわざ原題も・・。
(何で念のためか・・日本語だけで検索したら解ります)
20年ぶりくらいに読み返して、やっと面白さ(というか、何が書かれてあるか)が見えた気がします。
15年くらい前に読み返しかけて、すぐ放り出しましたが・・あの頃にはまだ、見えなかった事・・。
同じ事を伝えるにしても、カミュよりストレートでダイナミックな感じ。
あ!
もしかしたら「革命か反抗か」も読めるようになってるんじゃないかな・・。
階梯 ― 2010年04月22日 19時49分44秒
『・・・では、よし、心よ、別れを告げ、そしてすこやかになれ!』(高橋健二 訳 より)
『・・・さあよし、心よ、別れを告げよ、そしてすこやかに!』(井出賁夫 訳 より)
井出賁夫訳も好きで、特にこの詩に関しては高橋健二訳より好き。
(「旧字体が多くて読みにくい」とか下らん事を言う人は読まんで良い w )
詩の全文を引用しようと思いましたが、やめます。
検索すればすぐ出るでしょうけど・・そこだけ読んでも無意味・・
・・そういえば、この作品について語り合える人・・過去一人もいなかった・・。
ピカピカのぎろちょん ― 2010年02月20日 18時27分02秒
しつこく追記しておきます。
この本は、本当にもの凄かったと思う・・。
どこかのサイトに「親とか先生とか、大人から勧められて読む本ではない」という意味の事が書かれていましたが、まったくもって同感です。
だから、子供を持つ人、そんな事はやめて下さい。
そんな風に、この本と出会っても、たぶん意味が無いでしょうし、「読まされた」のでは、何も感じないでしょう。
誰から勧められたのでもなく、この不気味な挿絵と、意味不明の変わったタイトルに惹かれて自分から手に取って、読み進むうちに、妙に心地よい「毒」に魅了され、自分でも何が良かったのか解らないまま、色々と夢想してみる・・。
そういう本です。
児童文学って、児童文学作家って、凄いなあ・・・。
好きだった児童文学 ― 2010年02月19日 14時11分09秒
(7年前、他所に書いた日記から)
小学校低学年の頃に読んだ、特に好きだった本
『ピカピカのぎろちょん』佐野美津男
『ゴンボの教室』 寺村輝夫
『チョコレート戦争』大石真
他にも色々ありましたが、この3冊は特別でした。
私が好きだった物語にだいたい共通するのは「子供達だけで何かの秘密を共有する。または集団で大人社会と戦う話」です。
『ぴかぴかのぎろちょん』
ある日突然、ピロピロ(革命のようなもの)が起こって学校も何もかも停止。
主人公の少女の一人称が『アタイ』とされていて、この斜に構えた雰囲気も好きでした。
『ゴンボの教室』
不思議なポケットライトによって教科書なんかさっさと修了してしまったゴンボのクラスは、学校の時間割を無視して自治を始める。
『チョコレート戦争』
洋菓子屋のショーウィンドウを割った濡衣を着せられた2人の少年は、仲間を集めて洋菓子屋に復讐を計画する。
でも雰囲気は明るくて楽しい話。
雑記(7年前、他所に書いた日記から) ― 2010年02月13日 11時01分12秒
ヘミングウェイ「海流の中の島々」を拾い読み。
主人公の画家トマス・ハドソンは晩年の著者自身で、親友の作家ロジャー・ディヴィスは若い頃の著者がモデルなのでしょう。
月光に邪魔されて眠れぬ夜、ハドソンがロジャーについてあれこれと考える場面には、示唆に富む言葉が沢山含まれています。
画家、小説家、音楽家・・等、「作品を作る者」にとって「技術」が何をもたらしてくれるのか・・・・。
興味のある人は読んでみて下さい。
ーーーーー
昨今蔓延するHowTo本の類いによって知識を得る事は、錠剤の栄養補助食品を飲むのに似ています。
(子供に食事をさせずに栄養補助食品だけを与えて、まともに育つと考える人は、さすがにいないでしょう?)
お手軽に得た「商品としての知識」はせいぜい「使う」事しか出来ません。
これに対し、バランスのとれた普通の食事に相当するのが文学だと思っています。
使う事しかできない「商品としての知識」と違い、文学から得た知識はやがて自身の中で発酵して「知恵」となり、その知恵を生きる事ができるのだ、と・・。
あれから39年 ― 2009年11月25日 19時53分41秒
今日は
憂国忌
私は小学校2年生でしたが、はっきり記憶しています。
この国は、見ての通りの・・
・・いえ、もう・・ご覧になれないのが、救いでしょうか・・。
〜〜〜〜〜
高い使命を荷なっているわけではない、無名の一市民である私ですが、せめて精神を汚さぬように、身の回りも清らかに美しくして、生活したいもの・・。
汚らわしさを振りまくだけのメディアは、一切排除しながら、しかし社会との繋がりは断たぬよう、必要な情報は不足無く得られるよう・・
・・難しいものです。
園田の居に歸る ― 2009年09月19日 07時57分31秒
晨興理荒穢 晨(あした)に興(お)きて荒穢を理(おさ)め
帶月荷鋤歸 月を帶び鋤を荷(にな)ひて歸る
陶淵明の詩に詳しいわけではないですが、平和で穏やかな感じが好きで、たまに読み返して味わっています。
最初に知ったのは、立原正秋『冬のかたみに』の終わり近く、主人公と禅僧の会話の中に出てきた上記の二行。
解説も易しく詳しい、こちらのサイトをどうぞ。
http://tao.hix05.com/index.html
上記の二行を含む詩は「帰田園居五首(其三)」
http://tao.hix05.com/104denen2.html
帶月荷鋤歸 月を帶び鋤を荷(にな)ひて歸る
陶淵明の詩に詳しいわけではないですが、平和で穏やかな感じが好きで、たまに読み返して味わっています。
最初に知ったのは、立原正秋『冬のかたみに』の終わり近く、主人公と禅僧の会話の中に出てきた上記の二行。
解説も易しく詳しい、こちらのサイトをどうぞ。
http://tao.hix05.com/index.html
上記の二行を含む詩は「帰田園居五首(其三)」
http://tao.hix05.com/104denen2.html
月明かりで眠る ― 2009年09月07日 10時01分58秒
寝室の六畳間は東と北に窓があり、開け放しておくと風がよく通るので、真夏でもエアコンなしで眠れます。
山間部を渡って来た涼しい風が直接吹き込むこの地域は、同じ京都市内とは思えないくらいです。
市内中心部より標高が少し高い事も関係あるのでしょうか。
夜、月明かりで目が覚める事があります。
ふと気付くと、シルエットになった比叡山のなだらかな山裾の上に、明るく月が出ていて、なんとも良い風情です。
ヘミングウェイ「海流の中の島々」に出てくる、月明かりに当たりながら眠ると良くない、という言い伝えの話。
ちょっと検索した限りでは見つかりませんでしたが、西洋の言い伝えでしょうか。
主人公、トマス・ハドソンと、使用人で友人でもあるエディーの会話
「月に当たりながら寝ると良くないっての本当かな、エディー?」
「年寄りはそう言うがね。どんなもんかな。いずれにしろ、俺はいつもいやな気になるけどな」
(新潮文庫版 沼澤洽治 訳)
私は別に嫌な気はしませんがね・・。
でも、もし屋外で、満月に真上から照らされながら眠るとなると、ちょっと辛いかもしれません。
先週の金曜日が満月でした。
「照よ、よく眠れたか」 ― 2009年07月26日 08時53分55秒
天平の甍
http://www.geocities.jp/pluto_naoko/june-6th.html
この書評で紹介されている部分。
私も、ここがもの凄く好きで、いつも、この部分が近付くと居住まいを正して読んでいます。
何度読んでも、感動に打ち震えてしまう・・・。
この手の話題で盛り上がれる友人がいないので、同士を得たようで(笑)嬉しかったです。