「音楽的に優れた表現」を感じ取れなければ・・2006年06月21日 20時59分50秒


さて、シンセサイズでしか表現できない音楽を作れるようになる、という事・・。
これは技術的な面では「理詰め」だけで到達できます。
努力は要りますが、まあ言ってしまえば、大して難しい事ではありません。

しかし「音楽的に優れた表現」とは何なのか、それを感じ取れる能力が身に付いていなければ、知識も技術も使いようがないのです。

楽器を長く演奏してきた人ならば、大抵の場合それが身に付いていますが、そうでなければ後からその能力(感性という言葉は大嫌いなので)を養わなければなりません。
その為に、必ずしも楽器演奏を身につけなければならない、とまでは思いませんが、音楽に敬意を払い深く聴き込む事は絶対に必用です。
優れた音楽を、多く、深く、何度も繰り返し、ただひたすら聴き込み、音楽的感覚を磨き上げるのです。

では何を聴けば良いか、というアドバイスは、我が音楽学校ではいくらでも得られますから、何を聴くべきでないかを言った方が良いでしょうか・・。
主に日本のポップス、まあ海外も含めて、ヒットチャートを賑わす様なものは・・・・
ああいう連中を「アーティスト」と呼ぶ最近の風潮には・・まったくもって・・・。