SY-10002020年01月07日 11時14分24秒

自分で持っているわけでもない、それどころか、まだ発売されてもいない製品のマニュアルを誰でも自由にダウンロードして読めるなんて・・本当に良い時代になりました。
私はDAWやシンセサイザーなど、主に音響関連のハードやソフトのマニュアルを読むのが大好きなので、生徒さんが新製品を買って使い方の手解きを求められたりすると嬉しくて、授業に出向いて実機を触るまでにマニュアルをダウンロードして読み込んで、大まかにマスターしてしまうくらいです。

で、今もまた、まだ発売されてもいない製品のマニュアルをダウンロードし、主にスペックの部分を嬉々として読んでいました。

BOSS SY-1000
(Guitar Synthesizer)
https://www.boss.info/jp/products/sy-1000/

12年前に発売されたフラッグシップモデル Roland VG-99 が備えていた主要な機能である、2系統の音源 + Guitar to MIDI機能を引き継いだ、本当の意味での「後継機」と呼べる製品が、昨年12月、やっと・・やっと発表になりました。
BOSSブランドからの発表なので、何となくプロユースではない、アマチュア向けに機能限定されたものだろうと思っていた人もいるでしょうが、これは違います。
簡単に言うと、VG-99が備えていた機能にシンセエンジン(新開発エンジン + レガシータイプ + GR-300)を追加して、音源を3系統(シンセでもギターでも自由にアサイン可能)に増やし、ノーマルインプットからの信号は別系統で処理可能にしたという、かなりパワーアップしたものです。
省かれて残念なのは、XLRバランス出力端子くらいでしょうか。

販売開始は来月からだそうです。
今のところ VG-99 で不自由はないので SY-1000 は買いませんけれど、それにしても、ああ良かった・・。
VG-99は使い始めてもうすぐ13年目になりますが、これの寿命が尽きた時に、同程度のスペックを備えた機種がなかったら、自分も一緒に退化しなければいけないのだろうか・・と思うと悲しかったので、いやあ・・安心しました。