KingCrimson2003年09月19日 00時00分00秒


KingCrimson に関して書いたのをきっかけに、アルバム「Discipline」を久しぶりに聴いてみました。
数年前、音楽学校主催スクールコンサートで、私が手を加えてさらに複雑にアレンジした難曲「Discipline」(鍛錬という意味です)を見事にやってのけた5人の精鋭達。
君達は本当に素晴らしかった。

講師も生徒も経営サイドも、JAZZ、FUNK、BLUES、POPS、と、普通のROCK(・・フフン・・)しか知らない「良い子ちゃん達」ばかりのあの学校で、君達は私と共に Progressive Rock Atiitude を見せつけてやりましたね。
曲が終わった瞬間・・呼吸すら出来なかった観客が一斉に息をついた、大勢の「フゥゥ・・」と、それに続く喝采を今でも思い出します。

解説を求められてマイクに向かった私は、やわらかい言葉に紛らわせながらも
「これは皆で聴いて楽しむ為の音楽ではない。一般的な意味での『音楽』とは用途が違うのだ」という言葉に強烈なプライドを感じていました。
満足していた私とは違い、君達はなおも、演奏の不完全さを悔いていましたね。
それがまた、私には誇りでした。

その夜、私は年長のJAZZ系Player達に(多少酔いも手伝って)この言葉を繰り返し、少々行き過ぎた自慢をしました。
『あなたがたに、この特異な求道者的姿勢が理解出来るとは思わない。解って欲しくもないが・・』

自分の過去の言動は、恥ずかしく思い出される事が多いものですが、これに関してだけは、恥じる事など決してないだろうと思っています。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック