Cross Feedback Delay2005年11月27日 11時38分52秒


2台のDelayを用意。
DelayTime比を2:1に設定。(この例では1000msecと500msec)
Timeの長い方を左ch、短い方を右chに出力。
さらに、Cross Feedback(一方のDelay出力を、もう一方に入力)すると、音像が
中央 >> 右 >> 左 と移動する状態が繰り返されます。
(1.5secと3.0secでは両方が同じタイミングで発音するので、中央での発音となる)

Ping Pong Delay などと呼ばれる効果ですが、これを解りやすく説明する為に、授業ではこんな表を板書します。
「右が鳴って、それが左Delayに送られて1秒遅れで鳴って、それはまた右Delayに送られ0.5秒遅れで鳴って・・・」というふうに表を埋めていくと、発音順が理解しやすいでしょう。

DelayTime の比率を工夫して複雑なリズムパターンを生成したり、Crossしない自分自身へのFeedbackも組み合わせて連続した定位の移動(Panning Delay)を作ったり・・・。
Plug-In Effect のプリセットに用意された、出来合いの効果ばかり利用するのではなく、自分でルーティングを考えて実験する事を勧めます。