フォルマント ― 2005年06月28日 00時00分00秒

さて、フォルマントとは・・・。
ネット上に上手な説明が山ほどあるのでそちらに譲りましょう。
中でも説明の上手な、そして他の項目もぜひ読んでほしいサイトを紹介しておきます。
http://ottotto.com/sound/11/synth.htm
フォルマントについては 11-7-5 ボコーダ の項目を読んで下さい。
ちなみに、私はこのサイトの作者を尊敬しています。
説明の上手さ親切さに脱帽・・。
トップページ
http://ottotto.com/sound/
サンプリングされた一つの音を、Pitch Shift などの機能を使ってトランスポーズしていくと、徐々に元の音とはかけ離れた別の音になってしまいます。
これはフォルマント周波数を含めた倍音構成全体が、低域あるいは高域側へ移動してしまうからです。
写真は「Woo...」という男声ヴォイスのスペクトルですが、元の音(上)と、単純なPitchShift機能で増4度(6半音)下げた音(下)ではフォルマントの位置がズレてしまっているのが確認できます。
これに対し、例えば人間が「アー」と発音しながら音程のみ変化させた場合、フォルマント周波数の位置は変わりません。
声の高さ、声色が変わっても、言葉を言葉として聞き分けられるのはその為です。