十年前の久高島旅行2015年11月10日 00時00分00秒

*昨日の日記の続き
「ゆいレール」の赤嶺駅すぐ横にあるホテルは、比較的新しくて安価で、一人旅にお勧め。特に最終日の朝には、先に一駅(4分)隣りの那覇空港へ行って荷物だけ預けてしまい、後は出発までの時間を有効に身軽に過ごせます。
ホテルに着いて、Tシャツと短パンに着替え、糸満を目指してウォーキングに出かけたのですが、まだ病み上がりで少しフラフラしていたので、半分程の距離で引き返しました。
夜、ライブハウス Gibson の常連さん達とセッションをしていたら楽しくてつい時間を忘れ、部屋に戻ったのは深夜。それでも4時間程眠り、那覇バスターミナルから38番バスで安座真港へ(約1時間)。久高島へは高速船で15分程。

久高島は「神の島」です。
一木一草 石ころ一つたりとも、島外へ持ち出すような事は絶対に許されません。
島中、至る所に拝所(ウガンジョ)があります。電気か何かの屋外設備かな?と思うような箱形のものが、実は立派に拝所だったりするので、うっかり立ち入らないように注意が必要です。

私は島の北端にあるカベール岬で、滞在時間の殆どを過ごしました。
11月でも真夏のような暑い晴れた日。しかし、微妙に霞がかった空気のせいか、岬から眺めた南側の海は太陽光が拡散して、空と海の境目が曖昧な「銀色の世界」でした。
所謂「南の島の青い海と空」ではなくて、光が拡散する銀色の世界・・。
空気中の水分と太陽光線による、特に珍しくも無い事なのでしょうが、島の神聖な雰囲気に酔っていた私に、その光景は強烈な印象を与えました。

画像は、この旅行の数年後に再訪して撮ったものです。