加藤雅春　業務日誌

私にとって、もう新作を聴くことができないのを最も残念に思うアーティストは、アラン・ホールズワースです（画像は特に好きなアルバム３作です）。他にも、ジェフ・ベックとか、あの人やこの人や、大勢いますけど、とりあえず誰か一人だけ挙げるとすれば、アラン・ホールズワースです。この分野のインストゥルメンタル・ミュージックは、技芸として究極の高みにあるというだけではなく、加えて、この高尚な音楽表現を理解できるまで観賞能力を高めた、十分に教養のある支持者、その双方があって初めて成立する、言わば「本来の意味での『純粋な』芸術」であると思います。