LTCの周波数に関して(1)2006年01月06日 13時25分39秒


昨日の日誌で「LTCは、2khzと4khz、2種類のパルスを・・・」と書きました。
MIDI検定2級公式ガイドブックにも
『「LTC」は2進法のインパルスを2khzと4khzのオーディオ信号に変調・・(略)』
と書かれていますが、これに関してもう少し詳しく解説します。

少し考えれば判る事ですが、パルスの周波数はフレームレートによって変わってきます。
FrameRate:30fps = 1秒30フレーム
FrameRate:24fps = 1秒24フレーム
ですが、どちらも1フレームにつき80bit分のパルスを持つので、パルスの幅(=周波数)が違ってくるわけです。
画像は、30fpsと24fps、2種類のフレームレートでLTCを書き出し、並べて比較したもの。
目盛りは30fpsでのbit数(サブ・フレームとも言う)に合わせています。

さて、では正確に測ると、それぞれ「何ヘルツのパルス波」なのか?
いずれにしても2khzと4khzに近い周波数だと思っていたら・・・これが、なんと違いました。

LTCの周波数に関して(2)2006年01月06日 13時26分14秒


(つづき)

2種類のパルスの内
周波数の高い(=細い)パルスは1周期で1bitを
周波数の低い(=太い)パルスは半周期で1bitを 表します。
ですから、ガイドブックの「2khzと4khz」という書き方は、音声に於ける通常の周波数の概念とは違い、あくまで「1bit」を基準にして、それが(1周期だろうが半周期だろうが)1秒間にいくつあるかを、大まかな数値で示した値です。
(『2進法のインパルス・・』と書いた場合はこういう意味になるのでしょうか?検索しましたがよくわかりません)

さて、画像は24fpsのLTCで太い方の(「2khz」とされる)パルスを拡大して計測したもの。
1周期分で46サンプルあります。
サンプリング周波数:44.1khzに於ける46サンプルなので
44100 ÷ 46 = 958.6956521・・・
約959周期/1秒 もっと大雑把に言ってしまって 約1000周期/1秒。
普通はこれを 1khz と呼びますね。

・・・・・・この事に気付いたのはつい最近でした。

ガイドブックのSMPTE TIMECODEに関する記述が、今後もLTCの構造にまで及ぶなら、いっそここまで図解入りで解説すべきではないかと、私は思っています。
現行版のような簡単な記述ではほとんどの人にとって意味が分からず、単なる丸暗記項目になってしまっているでしょう。
私の授業では詳細に説明して、見せて、納得してもらっています。
手前味噌でした(笑)