好きな作家の話「立原正秋」2003年01月02日 12時00分00秒


正月なので少しだけ昼酒をしてしまいました。
飲みながら本を読むというのが私の道楽の一つです。
ゆったりと贅沢な気分に浸れます。
今日は立原正秋の小説ではなく、立原正秋の伝記、高井有一著「立原正秋」を読んでいました。

立原文学を一言で表す言葉は「美と強さの文学」でしょう。
能、陶磁器、和装、剣、禅、日本の中世の芸術、風情ある女人、綾なす逢瀬の時・・・
こういった数々の「美」によって紡ぐ現代小説です。
「舞いの家」「残りの雪」「冬のかたみに」「紬の里」等が入門編です。