Origami2015年02月19日 12時17分37秒

Facebookのデザインチームが公開している、Quartz Composer の機能拡張ツール「Origami」をインストールしてみました。そういうものがある事は以前から知ってはいましたが、説明を読んでも、この「Origami」の位置づけがよく解らなかったので、とりあえず使用例を探して、それに従って使ってみようと思ったわけです。

で、先程『ああそうか!アプリケーションのプロトタイプを作る・・って、そういう意味だったの』と腑に落ちました。Quartz Composer を使えば、スマホ用アプリとかのインターフェイスデザインの見本が、簡単に作れますもんね。だから、そういう用途に便利なオリジナルパッチを作りましたよ・・とそういう事ですか。私はまた、何か画期的な機能が追加されるのかと少し期待してしまっていたので、ちょっとガッカリ(笑)。

それと、バカバカしいと思われるでしょうが、私は結線の見え方にも拘って、パッチの配置も工夫しながらプログラミングしているので、これからこんな味気ない直線表示になってしまうのかと悲しくなってしまいました(画像は自作の MIDI Prosessor マクロ「120-Poly & Key Off Stop Timer.qtz」の内部結線)。


しかし、メニューバーに追加された「折り紙」アイコンのメニュー内「Linear Port Connections」チェックを外したら元通りの美しい(笑)結線に戻せました。


同メニュー内「Inline Values」は、処理中の数値が確認できて便利です。


ランダムツイン2015年02月14日 13時12分36秒

こういう作業の時は特に、ハイスペックなマシンと大量のメモリが欲しいと思います。動画ファイルのサイズを限界まで切り詰めて、なんとか動かせました。発音命令はどちらも付点8分音符間隔を35%の頻度でランダムに間引いてあります。25%くらいでも良い感じでしたが、両方が沈黙してしまった時に間が抜けた感じになってしまいます。

動画をコマ切れにする必要なんか無かった2015年02月12日 13時13分45秒

昨夜、夢うつつの中でハタと気がついた事を試したら問題が簡単に解決してしまいました。あまりに簡単すぎる事だったので、たぶん『バッカだなあ、開始点の制御すりゃ良いだけなのに』と思われた方もいたでしょうね。恥ずかしい・・。

でもこれで、殆ど負荷のかからない状態のまま、映像の何処でも任意の長さで、フレーズに合わせて瞬時に再生~停止させる事が出来ると判りました。さらにテンポ変化に再生速度を追従させる事も出来るはずです。MIDI Clock の変化を監視して、授業でよく説明した1200×log(値A÷値B)÷log2で比率を割り出し、動画出力のRateパラメータに適用すれば出来るはず。

動画も制御してみました2015年02月11日 13時12分50秒

この数日取り組んでいた実験です。何をしているか解りにくいと思いますが・・。これは音声入り動画を切り貼りしているのではなくて、ギター演奏の「コマ切れ」をDAWソフトの機能によってランダムに発音させると同時に、分岐された発音命令(MIDI信号)によって、それぞれの「コマ切れ」に対応した映像が再生されるように Quartz Composer で作った機構による映像です。

これの何が嬉しいのかと言うと、音声は映像内に固定されているわけではないので、音色、エフェクト、バックのパートのフレーズから楽器構成まで、リアルタイムに変更可能である事。つまり「音の方が主」で、映像は「音楽(の構成要素)によって制御されるパーツの一つ」だという事です。そして、再生される度に毎回異なる内容にする事が可能です。 コンピュータのパワー不足で「コマ切れ」は10種類しか動かせない為、フレーズが単調ですが、一応仕組みは作ることが出来たので良しとします。

これを基に、何かもっと面白いものが作れそうな気がしているのですが・・まだ浮かんできません。

楽器演奏で映像を制御する例2015年01月03日 00時00分00秒

ギターシンセ = ギターを弾いたらシンセサイザーから音が出る・・・。今ではかなり知られていますし、試した方も多いでしょうが、はっきり言って、それだけだったら大して面白くもないです。 本当に凄い点は「ギターの演奏をリアルタイムにデジタルデータ(MIDI)に変換出来る」という事なのです。 私はギタリストとして全く無名ですが、この点を本当に活かした活用法を色々と試して公開してきました。この動画「楽器演奏で映像を制御する例」もその一つです。 無名であるだけでなく自己プロデュース力が足りないせいで、この面白さを広く伝える事は殆ど出来ていませんが、敢えて、またいくつか公開してみようと思っています。

リアルタイム指板表示アプリ2014年12月09日 14時38分41秒

これも以前に作ったアプリですが、使い道が決まらないまま放ってある物です。左手を撮影するだけでは、指板上の何処を押さえているのか判りにくいですが、このアプリと組み合わせれば、リアルタイムに判りやすく表示出来ます。また、チョーキング動作にも対応します。

音符表示は、調性記号をマウス操作で切り替え可能です。コードネームも表示できると良いかもしれませんが、同ポジ、異ネームのコードを前後関係から判別する機構をどうするか・・で考えが止まっています。

*ギターには当然ながらデバイデドピックアップとMIDI変換装置が必要です。

共感覚2014年12月08日 09時17分05秒

音に色を感じたり、形に味を感じたり、といった「一部の人にみられる特殊な知覚現象(Wikipediaより)」だそうです。

そこから思いついて、二つの音のハーモニー(周波数比率)を、色の組み合わせ(光の波長の比率)に変換して表示するアプリを作った事があります。

音程の学習用に作ったアプリに色のパネルを追加しただけなのがいけなかったのか、自分としても、あまり面白くなかったので(笑)短い動画で公開しただけでほったらかしにしてました。

色と音の共感覚を持つ人が見たら、何か感じる事があるかも・・と思って、また公開してみます。

良かったら見てやって下さい。

MIDI スピードメーター2012年12月07日 10時58分19秒

これも Quartz Composer ボツ作品。

速弾き自慢のキーボードプレイヤーに遊んでもらえるかも、と思って作ったおもちゃです。


SpeedoMeter


2つのStopwatchを、ノートオンごとに交互にオンオフし、その都度数値を吐き出させ、4回ごとの平均値を計算するだけなので、構造は単純です。

むしろ半円形のメーターらしい形をどうやって作るかに悩みましたが、結局、回転する棒と円形の下半分を白いパネルで隠しただけで解決って事にしました(笑)

一応、動くものの、レガートな弾き方で Note On だけが連続すると Stopwatch がちゃんと動作しないのが残念なところ・・。

それと、思っていた程おもしろくなかったのも残念・・・で、放ったらかしてました。

Quartz Composer による教材例「PCM_image」2012年12月03日 12時59分12秒

公開するほどではないと思ったものや、失敗作や、自分でもわけが解らなくなって放り出したもの等、山ほどありますので、たまに載せる事にします。


言っときますけど、全然面白くないですよ(笑)音もないし・・。


PCM_image


作ったのは随分前です。Lineパッチの使い方に慣れる為に何か作ろうと思い『PCMの3つの工程』を表現してみたのでした。別にこんなもの見せなくても簡単な図解説明で十分ですけど、習得の為の作業なので、何か明確な目的が無いと、もう一つ身が入らないのです。この後でギターのフレットボードを表現する事を思い付いたのでした。


キーボードの種類によって反応しない場合もある(設定を変えて作らなければいけない)ので、ファイルの公開はしませんけれど、下記の様に作ってあります。


 Tabキーを押すと青い玉の動き(アナログ電気信号)

 数字キーの1 → 標本化

 数字キーの2 → 量子化

 数字キーの3 → 符号化


自分で動作させて、絵の動きを見て、納得する方が、ただの図を見ながら説明を聞くだけよりも、いくらか記憶に残りやすいだろうとは思うので、授業にも使いました。